禿鷹の巣

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新規リンク1を得たプランキッズデッキ紹介!




初めまして。@ぷらんという名前でTwitterで活動している者です。今回は僕が愛してやまない“プランキッズ”というテーマについてのあれこれを畏れ多くも不自由さんのこのブログで紹介させていただけることになりました。新規が登場して、少し気になっていた方や、現在構築に迷っている方の参考になれば幸いです。



プランキッズというテーマについて


まず、プランキッズって何?という方に向けて簡単に説明すると、下級たちがプランキッズリンク体・融合体の素材に使われると、下級たちそれぞれの固有効果を発動しその後デッキから新しく下級たちを呼んできて、アドを稼いでいって最後にプランキッズのエース、プランキッズ・ハウスバトラーで盤面を荒らしたり、相手を殴ったりしていくテーマになります。

回り始めるとものすごい勢いでデッキから下級プランキッズたちが出てきて、しっかりと準備ができていたら3ターン目にはデッキから下級プランキッズが消えるほどのリソース供給力があります。

フィールド魔法でプランキッズモンスターをサーチできたり、メインフェイズ限定ですが速攻魔法の専用融合やプランキッズの大作戦という相手ターンにリンクを行う罠カードで相手ターンにも展開できたり、プランキッズ・ハウスバトラーという融合体はターン1のないサンダーボルトをフリーチェーンで打てたりと、かわいい見た目とは裏腹になかなかに豪快な動きを見せてくれます。


新規入りのデッキレシピ





【モンスター】15
プランキッズ・ランプ ×3
プランキッズ・ドロップ ×3
プランキッズ・パルス ×3
プランキッズ・ロック ×3
灰流うらら ×2
ネメシス・コリドー 

【魔法】17
プランキッズ・ハウス ×3
プランキッズの大暴走 ×3
プランキッズ・プランク ×2
ハーピィの羽根帚
墓穴の指名者 ×2
超越融合 ×3
雷龍融合 ×3

【罠】8
プランキッズの大作戦 ×2
スキルドレイン ×3
神の通告 ×3

【エクストラ】
超雷龍―サンダー・ドラゴン
プランキッズ・ハウスバトラー ×3
プランキッズ・ロケット ×2
プランキッズ・ウェザー ×2
プランキッズ・ロアゴン
プランキッズ・ドゥードゥル ×3
プランキッズ・バウワウ ×2
プランキッズ・ミュー (裏側のカードです)

この構築は私が今使っているものになります。

プランキッズたちの効果は墓地で発動したり、リリースして発動するという効果が多いため、スキルドレインを無理なく入れることができます。実際に他の人の構築でもスキルドレインが入っているのはよく見られます。

ほかにも、プランキッズ・ハウスバトラーは雷族なので雷龍融合に対応しているのもよく知られています。リソースが切れやすいプランキッズにとって雷龍融合はとてもありがたいですね。

個人的にあまりほかの構築には見られないなと思っているカードとして、超越融合を入れています。



発動するにはLPを2000Pとまあまあの量を払わないといけないのですが、プランキッズ下級たちには、プランキッズリンク・融合体の素材に使われると“自分のLPを1000P回復する”効果を持つドロップと、“相手に500Pのダメージを与える”ランプがいるのでLPのことはさほど気にすることなく使用することができます。

そしてこのカードの最大の利点である②の効果で、融合に使った2体のプランキッズを蘇生して更なる展開につなげることができ、プランキッズの爆発力をさらに高めることができるのです。


展開例


1、下級プランキッズ1枚(+ハンドコスト1枚)


まずは基本的な1枚初動のルートを紹介します。このルートはコザックーさん(@kozakku1313)という方のルートを参考にさせていただいております。動画で流れが見たい方は、https://twitter.com/kozakku1313/status/1280842479693000704?s=20
で見ることができます。

1、プランキッズ下級(今回はパルス)を通常召喚、その後1体でプランキッズ・ミューをリンク召喚
2、プランキッズ・パルス効果でデッキからプランキッズカード(プランキッズの大作戦を1枚墓地に落とし、プランキッズモンスター(ロック)を特殊召喚



3、ロックとミューでプランキッズ・ドゥードゥルをリンク召喚
4、ドゥードゥル召喚時効果でプランキッズ魔法罠サーチ(プランキッズの大暴走)がチェーン1、ロック効果で手札1枚除外して1ドローした後に、プランキッズ特殊召喚(ドロップ)がチェーン2で発動


5、プランキッズの大暴走発動、ドゥードゥルとドロップでプランキッズ・ロケットを融合召喚。その後、ドロップ効果でLPを1000P回復し、プランキッズモンスター(ランプ)を特殊召喚


6、ロケットをリリースして効果発動、墓地のドロップとドゥードゥルを蘇生



7、ランプとドロップでプランキッズ・バウワウをリンク召喚、その後ランプ効果で相手に500Pのダメージを与え、プランキッズモンスター(パルス)を特殊召喚する


8、ドゥードゥルをリリースして効果発動、墓地のプランキッズの大暴走とプランキッズの大作戦を回収し、そのまま2枚とも伏せてターンエンド


9、相手ターンメインフェイズにチェーン1プランキッズの大暴走、チェーン2でバウワウ効果を墓地のミューを身代わりに発動。バウワウ処理でプランキッズカードを2枚(ランプとドロップ)回収し、大暴走処理でプランキッズ・ハウスバトラーを融合召喚
10、融合素材に使われた下級プランキッズたちがそれぞれ効果発動


11、プランキッズの大作戦を発動、バウワウと下級プランキッズ2体でプランキッズ・ロアゴンをリンク召喚



最終盤面:プランキッズ・ハウスバトラー
プランキッズ・ロアゴン
下級プランキッズ
プランキッズの大作戦

最終盤面まで行くとハウスバトラーでフリーチェーンでサンダーボルト、ロアゴンでフリーチェーンで羽根帚と1枚だけでなかなかのプレッシャーを与えられる盤面を作ることができます。

2、下級プランキッズ1枚と超越融合1枚(+ハンドコスト1枚)
このルートはさっき説明したルートの派生版です。


1~6までは同じルートです。

7、超越融合を発動し、ランプとドロップでプランキッズ・ウェザーを融合召喚。その後ランプ効果を発動しプランキッズ1体(ドロップ)を特殊召喚


8、超越融合の墓地効果を発動し、前の融合に使用したランプとドロップを蘇生し、その後その二体でプランキッズ・バウワウをリンク召喚


この後の流れは前に説明したルートの8から同じ流れになりますので、省略します


最終盤面:プランキッズ・ハウスバトラー
     プランキッズ・ロアゴン
     プランキッズ・ウェザー
     下級プランキッズ

さっきのルートと比べると、プランキッズ・ウェザーが増えましたね。一見大して変わったようには見えませんが、ウェザーが増えたことによって、取れる選択肢が増えます。

具体的には、バウワウで手札に回収して融合してたのを、ウェザーをリリースして墓地から特殊召喚して、バウワウの効果をほかのカードの回収に使えたり、ミューのリリース身代わり効果をハウスバトラーに使い、2回相手ターンにサンダーボルトを打てるようにできたりと、1枚あるだけで前の盤面とは大違いなのです。

さらに、ウェザーで蘇生したモンスターには戦闘破壊耐性が付与されるので、ハウスバトラーとロアゴンを打ち切ってしまっても、バウワウリリース時効果のプランキッズモンスターの効果破壊耐性と合わさって、二体のプランキッズを場に残しやすくして次のターンでのリソースを確保できたりと場にウェザーがいるだけでとにかく便利です。

ほかにも、下級プランキッズ2体と融合できるカードを使ってうららを食らってもケアできるルートや、プランキッズ1体+融合で餅カエルを途中で立てるルートなどもありますが、今回は省略させていただきます…

プランキッズの強みと弱み


さっきから読んでもらっていると、結局のところ展開ばっかりで、相手の盤面を一回飛ばす程度で何が強いんじゃ?って思われているかもしれませんが、まだまだプランキッズの強い点はあります。もちろん欠点も存在しますので、今からはそれらを説明していきます。

プランキッズの強み

・戦闘に強い

あまり注目されていませんが、プランキッズの戦闘能力はなかなかのものです。しっかり盤面を整えると、戦闘に強いおなじみのカード“双穹の騎士アストラム”に普通に殴り勝てたり、相手がオネストなどの戦闘補助カードがあろうがそのまま戦闘破壊に持っていくことができます。

その強さの秘密は、またまたプランキッズ・ウェザーにあります。



プランキッズの戦闘の強さの秘密は、プランキッズ・ウェザーの①の効果です。なんと、プランキッズモンスターが攻撃するときに相手はダメステ終了時まで一切の効果が発動できなくなるのです。つまりプランキッズモンスター全員がホープ・ザ・ライトニングになるわけです。アストラムの相手モンスターの攻撃力分打点が上がる効果やオネストの打点上昇効果も完全に封殺して安心して殴りに行けますね。

プランキッズ・ハウスバトラーやロアゴン自体も打点が3000あり、さらにプランキッズ・ハウスやバウワウのリンク先の打点が1000上がる効果も合わせれば余裕で4000打点を超えられるので、打点の面大体の相手は殴り倒せることができます。

・ライフアドバンテージがとりやすい

もちろんアロマージみたいなテーマほどではありませんが、やはり対戦しているときに意識してみると強いなあと思います。

具体的には、展開例のところでちょろっと出てきていると思いますが、下級プランキッズのランプとパルスはプランキッズリンク・融合体の素材に使われるとそれぞれ、「相手ライフに500Pのダメージを与える」「自分ライフを1000P回復する」効果を発動します。

1回の量はやはりそこまで無いのですが、プランキッズは相手ターンにも展開できることを思い出してください。もし先攻で展開例のように動けたとしたら、先ほどの効果を自分ターン+相手のターンに使えるので、自分ライフは+2000P、相手ライフは-1000P、つまり往復1ターンで3000Pのライフアドバンテージが保証されるわけです。このように地味にライフ差を広げてアドバンテージを稼げることがまたプランキッズの1つの強みなわけです。

プランキッズの弱み

・墓地封じ、除外系にめっぽう弱い

これがプランキッズの最大の欠点です。先攻ダークロウやマクロコスモス、深淵に潜む者をたてられてしまうと、それらを解決する札(夢幻泡影や禁じられた一滴など)がない場合は確実に詰みます。

プランキッズは墓地で発動する効果(下級プランキッズの効果や、ハウスバトラーはリリースして発動)がとても多く、墓地効果主体で回っているわけなので墓地効果封じはもちろん除外して墓地に遅らせない除外も強烈に刺さるのです。

もし初手にプランキッズ・ランプとドロップ、パルスが揃っていて、ハウスバトラーを融合召喚できたとしても、結局その場しのぎにしかならずに次のターンで封殺されるのが落ちでしょう。

・テーマ内に相手の効果を妨害する効果が全くない

プランキッズはハウスバトラーとロアゴンを見てもらうとわかるように、相手の盤面を破壊するのは得意です。しかし、プランキッズというカテゴリーの中で相手の効果を無効にしたりする効果を持つカードは、モンスターと魔法罠ともに存在しません。

つまり、相手の効果を止めるモンスターを安定的に立てたり、魔法罠をサーチすることができずに相手の効果を止めたければドロー頼みになってしまいます。

ただ、これはまだ改善することができます。展開例で説明したように、手札にプランキッズ1体と融合があれば途中で餅カエルを立てることもできますし、私の構築にも入っているネメシス・コリドーを使って超雷龍を立てたりとモンスターで妨害を構えることは可能です。

しかし、プランキッズの専用融合魔法、プランキッズの大暴走には、使用後プランキッズモンスターしか召喚・特殊召喚出来ないメリットがついているので、大暴走を使う前にプランキッズ以外のモンスターを出さなくてはならず、やはり他テーマとのかみ合わせが悪くなっているのがネックです。

新規リンクの強さとは

プランキッズのリンク1新規、私にとってはもう革命のようなカードでしたね。最後の締めとして新規リンクが来る前からずっと使っていた私目線で、来る前と来た後のプランキッズについてお話ししたいと思います。

新規リンクが来る前

新規リンク1が来るまでは、プランキッズの初動はプランキッズモンスター×2+融合の三枚初動、もしくは簡易融合+プランキッズモンスター1体の二枚初動でした。もちろん三枚初動はとても重く、相当な回数事故りました。日によっては何回使っても全く動かないこともありましたね(笑)2020/4制限で簡易融合も制限になり、とても厳しい状況でした。

展開自体は動いてしまえばやはりそこはプランキッズ。デッキからわちゃわちゃとプランキッズたちが飛び出してきて、今に近い盤面は揃えられました。初動さえちゃんとあれば回るのがプランキッズの偉いところでした。フリーで使う分にはなかなかの活躍を見せてくれました。

プランキッズで大会に出てみたいとかも考えていましたが、やはり三枚初動では対策カードも入れれず、初動を軽くするカードも全くなく、この時点では無理だろうなと思っていました。一回だけ人数が足りずに無理やりプランキッズで出されましたが、友達の転生炎獣にボコボコにやられ、真竜相手にロアゴンで羽根帚したらやぶ蛇を2枚も踏むというさんざんな目にあいました

新規リンクが来た後

プランキッズに来たら壊れるのではという噂の新規リンク1が来たことによって、初動問題が大きく解決されました。展開例からわかるように、プランキッズモンスター1体から動く一枚初動デッキに変貌したのです。単純にプランキッズ下級モンスターが4種類×3+プランキッズモンスターをサーチするプランキッズ・ハウス×3で合計15枚初動になったのです。

15枚も初動札があればそれはもうほとんど事故らなくなりますね。全盛期の転生炎獣並みです。新規リンク1が来たことによってついにプランキッズたちの潜在能力が解放されたと感じました。

初動が安定したことによって前まで相性はいいのに枠が足りなくて入れられなかったカードや、汎用カードも入れやすくなりデッキとしての強さも高まりました。相性のいいカードはさらにプランキッズも性能を高めてくれ、私がしたかった動きなどもできるようになりました。

特に汎用カードを積められるようになったのは、プランキッズの大会進出の大きな一歩ですね。元々相性のいいスキルドレインを筆頭に、初動の少なさとプランキッズカードは墓地からの回収が容易などを利用して禁じられた一滴のコストを多く払えることができたりするし、増殖するGにも弱かったですが指名者系を入れられるくらいのスペースもありますし、とにかく対応範囲がとても広くなりました。

まとめるとリンク1が来ただけで、プランキッズはちょっと強めのファンデッキから、大会まで見据えることのできるテーマに変貌したといえるでしょう。

まとめ

新規リンクのおかげで輝きだしたプランキッズ。いかがだったでしょうか?
デッキとしても相手ターンに動いて大型モンスターを出したり、サンダーボルトをぶちかまして相手のモンスターを一掃したりとなかなか面白いデッキではないかと思います。何よりイラストがかわいいですね。(個人的な感想ですが)この記事でプランキッズについて興味を持ってもらえたら、何よりです。

初めてこのような記事を書いたので、見づらい点や、分かりずらい点などあったかと思いますが、最後まで見てくださりありがとうございました。