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[アンデットのススメ]ドーハスーラ軸アンデット解体新書~メインデッキに採用する魔法罠カード~



  • アンデットに採用されるカードが知りたい

どうも不自由なYPです。

解体新書ということで今回はデッキに採用するカードを紹介。
前回はメインデッキに積むモンスターカードということでまとめました。
今回はメインデッキに積む魔法罠について解説していきたいと思います。
解体新書ということで相当な文字数となっておりトイレで読むと大だと思われるので通勤通学のお供に読んでもらえたら嬉しいです。

またこの記事を書く目的として
  • アンデット使いが増えること

を念頭に筆を走らせたいと思います。
※今回も文字数が5000字超えたので分割していきたいと思います。


デッキに採用するカード


アンデットデッキにおける魔法・罠解説していきます。
実際に採用するかしないかは別にして「採用していますよ(いましたよ)」というものをピックアップしていきます。誘発ケアの指名者や汎用カードは抜いていきます、説明せずとも強さは周知かと思われますので。

魔法


アンデットワールド



フィールド魔法
(1):フィールドの表側表示モンスター及び墓地のモンスターは全てアンデット族になる。
(2):お互いはアンデット族モンスターしかアドバンス召喚できない。

言わずもがなドーハスーラ軸であれば採用しないわけないですよね、アンデットワールド。
あなたの墓地もこちらの墓地もフィールドもみんな仲良くアンデット族にしてしまうという強力な種族操作効果を有しており、例えば対サイバース族戦においてはリンク召喚できないという悲惨な状況になりますし、戦士ならイゾルデが出せなくなるし墓地の属性参照であるドラゴン族サポートなども封殺できてしまう、地味に制圧してしまうテーマもあるほど。

アンデットワールドのサーチには盆回し、テラ・フォーミング、メタバースなどがありますが、何よりも専用サーチ(発動してしまうからサーチとは呼び難いですが)モンスター
屍界のバンシーがいて、発動条件も緩く非常に優秀です。
種族操作を行うので後述のルール効果で同じ種族しか出せなくする群雄割拠との相性が抜群です。

強欲で貪欲な壺



通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分のデッキの上からカード10枚を裏側表示で除外して発動できる。
自分はデッキから2枚ドローする。

以前に「アンデットってちょっとドローソースに乏しいよね。」という記事を書いた際に「PSYフレームロード・Ω採用してるんだから裏側除外はある種干渉されない別のリソース置き場として使えばよくね?」と思ったんですよね。

アンデットは属性のばらつきがあり闇の誘惑を採用するにも安定感が低く、自分、相手の手札を参照する手札断殺は後半に引くと腐る場合がある。
ということでメインデッキから10枚裏側除外という重いコストを支払いつつ弱点であった手札枯渇をなくすために採用しています。

しかしながら考えなしで使ってみるとアンデットワールドが3枚吹き飛んでしまったりユニゾンビが吹き飛んだりとかなり僕の使う強貪はオテンバさんなので主要なカードはデッキから墓地なりフィールドなりに出してから打つ方がいいです。

星邪の神喰



永続魔法
自分の墓地のモンスター1体のみがゲームから除外された場合、
除外されたそのモンスターと異なる属性のモンスター1体を
デッキから墓地へ送る事ができる。
「星邪の神喰」の効果は1ターンに1度しか使用できない。

あまり見かけないカードですが、僕個人的にはアンデットやウィッチクラフトなどの属性がバラけていて除外ギミックがあるテーマなら是非ともオススメしたい1枚。

ターン1ですが、自身の墓地からモンスターが一体除外された場合に発動できる誘発効果で、デッキからその除外されたモンスターと違う属性のモンスターを墓地へ送ることが出来るという疑似的なおろかな埋葬として働いてくれます。

これはフリーチェーンで除外できる屍界のバンシーや墓地へ送られる必要がありますが牛頭鬼で相手ターンにも発動できる優れもの。

実質何ターンこのカードがフィールドに残るか?は運次第ですが、このカードの効果が厄介だと判断されたときはアンデットワールドよりも率先して割りに来てくれるのでアンデットワールドの寿命が少し伸びます。

ただし、一度の効果処理に1体以上除外された場合には発動しないので注意が必要です。

簡易融合



通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):1000LPを払って発動できる。
レベル5以下の融合モンスター1体を融合召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは攻撃できず、エンドフェイズに破壊される。

汎用っちゃあ汎用なんですけど、召喚権が渋滞するアンデットでは結構必須級のカード。
リクルートするのはアンデット族のチューナーであるテセウスもしくサウザンドアイズサクリファイスですね。

屍界のバンシーとテセウスで水晶機巧ーハリファイバーをリンク召喚して最短でヴァンパイア・サッカー墓地ドーハみたいな盤面を目指したいところです。

生者の書ー禁断の呪術ー



通常魔法
(1):自分の墓地のアンデット族モンスター1体と相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
その自分のアンデット族モンスターを特殊召喚する。
その相手のモンスターを除外する。

今は採用率低いです。
先攻とっても腐ることが多く僕は抜いてしまいましたが、後攻主体であれば結構役立つこのカード。
アンデットワールドがあればほぼなんでも蘇生できる上に相手の墓地に干渉できるので強いですよね。
3枚目の初動札として機能することもあり相手ターンにFAライトニングマスターを出すのに役立つ1枚。


異次元からの埋葬



速攻魔法
(1):除外されている自分及び相手のモンスターの中から
合計3体まで対象として発動できる。
そのモンスターを墓地に戻す。

挿しても1枚かなと思われますが、墓地リソースの回復にはもってこいの1枚。
特に馬頭鬼や屍界のバンシーなど除外して何かするモンスターを多く採用していますし、水晶機巧ーハリファイバーも除外してチューナーシンクロモンスターを特殊召喚する効果もあるので蘇生手段の豊富なアンデットでは非常に重宝するものの初手にきてしまうと腐り気味で現在はワンキルとか普通にされるのでちょっと候補からは外れがちです。

超融合



速攻魔法(準制限カード)
このカードの発動に対して魔法・罠・モンスターの効果は発動できない。
(1):手札を1枚捨てて発動できる。
自分・相手フィールドから、融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、
その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。

アンデットワールド発動下であれば最強の除去札として機能するこのカード。
「相手の効果をうけない」以外のモンスターならほぼ除去することが出来るのでかなり心強いです。
ただし手札を1枚墓地へ送る必要があるので、手札枚数の管理と墓地へ送っても良い手札をバランスさせるのがめちゃ重要。
とはいえこのカードの発動にチェーンを組むことが出来ない性質上カウンターであろうと何であろうとこのカードから逃れるのは無理です。
もちろん狙うのはドラゴネクロかスターヴ・ヴェノム・フュージョンドラゴンですが、闇ばかりが環境をとる時代ではなくなったのでアンデットデッキではドラゴネクロに変換してトークンで殴り続ける戦法になりがちです。


アンデット・ネクロナイズ



通常魔法
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):フィールドにレベル5以上のアンデット族モンスターが存在する場合、
相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターのコントロールをエンドフェイズまで得る。
(2):このカードが墓地に存在する場合に発動できる。
除外されている自分のアンデット族モンスター1体を選んでデッキに戻し、
このカードを自分フィールドにセットする。
この効果でセットしたこのカードはフィールドから離れた場合に除外される。

①②の効果いずれかしか発動できないのが悲しいところですが、アンデット専用の精神操作。
後攻からの自身の効果でレベルを操作したユニゾンビで条件を満たしたりして相手のモンスターを奪って素材にしたり殴ったりする使い方が多いですね。
あとは手札コストとして落として除外からリソースをデッキに戻して使う方法ですね。
アンデットワールドがあれば相手のモンスターも参照することができるのでリンクやエクシーズメインのデッキだとレベル参照できないので注意が必要です。


闇のデッキ破壊ウイルス



通常罠
(1):自分フィールドの攻撃力2500以上の闇属性モンスター1体をリリースし、
カードの種類(魔法・罠)を宣言して発動できる。
相手フィールドの魔法・罠カード、相手の手札、
相手ターンで数えて3ターンの間に相手がドローしたカードを全て確認し、
その内の宣言した種類のカードを全て破壊する。

死霊王ドーハスーラをコストにするのがデフォルトで、相手ターンのドローフェイズまで生き残ったドーハをコストに発動すればコストは実質ナシという使い方ができます。
基本宣言するのは魔法が多いですがオルターガイストやサブテラーなどの罠主体のデッキであれば罠を宣言するといった使い方が重要。
また、このカードの発動が無事成功した場合、相手が何かしらのドローソース、例えば増殖するGを使われても3ターンの内であればドローしたカードを確認し、それが宣言した種類のカードであれば破壊することが出来るのでめちゃ優秀です。

群雄割拠



永続罠
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、
お互いのフィールドにそれぞれ1種類の種族のモンスターしか表側表示で存在できない。
お互いのプレイヤーは自身のフィールドの表側表示モンスターの種族が2種類以上の場合には
1種類になるように墓地へ送らなければならない。

アンデットワールド発動下であれば無類のロック機能を持つこのカード。
とにかく厄介。なぜならこのカードを破壊する札を自分自身も持っていないとアンデット以外を特殊召喚できなくなるから。
それは水晶機巧ーハリファイバーやヴァレルロード・S・ドラゴンなどのモンスターも特殊召喚できないことを意味しており使うタイミングが重要です。
これが決まった状態で負けた勝負ほとんどないんじゃないかというくらい勝率が高く、相手は大体セットしてエンドが多くなり持久戦となってくるとアンデットが無限増殖して数の力で相手を圧倒する流れを作れます。

ただし注意が必要なのが相手の墓地からの蘇生はとめられないので(アンデットになっているため)ほどよくドーハスーラで除外してリソースを潰していきましょう。

不知火流 燕の太刀



通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドのアンデット族モンスター1体をリリースし、
フィールドのカード2枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
その後、デッキから「不知火」モンスター1体を除外する。

ツイツイなどをメインから採用できない構築の場合はこのカードがバック除去の最適解かもしれません。

リリースはコストなので可能ならドーハスーラをコストとしておきたいところですが、アンデット族という緩いものなので牛頭鬼で手札のモンスターを特殊召喚する流れを作ってみたり、相手の効果対象となったモンスターをサクリファイスエスケープに使ってみたりとコストは結構緩くいけそうです。
対象はとるもののフィールドのカードを2枚破壊できる効果は非常に強力で基本的にバック除去に使いますが、先ほどの群雄割拠など自分の展開の妨げになる置物を除去するなどの使い方も可能。
そしてその後の処理の不知火モンスターは採用していれば妖刀-不知火、無くても不知火の隠者を除外すればよいのでアンデットであれば容易に採用できるカードかと思われます。


[アンデットのススメ]ドーハスーラ軸アンデット解体新書~メインデッキに採用する魔法罠カード~の次はお待ちかねエクストラデッキのモンスターについて

今回はアンデットデッキにおける魔法罠の採用カードをご紹介させていただきました。

アンデットワールドを主体とし、除外ギミックに反応させる神喰、アンデット族になった相手をまとめて処理する超融合と群雄割拠ととにかく強力な組み合わせをチョイスしておりますが、正直もうちょっとサポートカードが充実してもいいのかなとは思います。(もしかしたら僕が知らないだけかもしれないのでみなさん教えてくださいw)

次回はエクストラデッキに採用されるカードをご紹介しようと思います。

みなさんの参考になれば幸いです。